2025年に改定される、VYONDの仕様変更※について、多くのご質問が寄せられています。
中でもCredits(クレジット)制度に関するご質問について何点かご回答いたします。
このエントリーは、2025年5月に変更されるVYOND仕様変更について、開発元Goanimate社からの現時点の情報を日本語で解説しました。
Credits(クレジット)とは?
毎月それぞれのアカウントに付与される数値でVYONDのAI機能などを使用するために使用されるポイントのようなものです。決済で使用するクレジットとは別のです。仕様変更の詳細、Credits(クレジット)が必要な機能については以下のページをご確認ください。

Text-to-Speech (AWS,Polly, Azure)のクレジットはいつカウントされるか?
Text-to-Speechは図のようにテキストを入力し「GENERATE」をクリックした段階でクレジットがカウントされます。

クレジットは10文字ごとに計算され、10秒ごとに切り上げられます。

上記の例、一度「GENERATE」で生成されると音声が作成されます。上記の例では5秒の音声が一つ作成されました。
Text-to-Speechでは1分で80クレジット。10秒ごとに切り上げて計算されるので、この場合は14クレジット消費されます。(80÷60)X10=14(小数点以下切り上げ)となります。1回の使用で最低14ポイントのクレジットがカウントされます。
テキストの変更、話者の変更で再度「GENERATE」する場合は?
編集から、文言変更、話者(スピーカー)の変更などで再度「GENERATE」を行うと、都度クレジットが消費されます。Prefessionalでは毎月20,000クレジットが付与されますが、クレジットの消費を抑えるために、ある程度、完成した状態でText-to-Speechを生成するようにしましょう。
Translate(翻訳機能)のクレジット
翻訳機能の場合は、1回の翻訳使用は、10文字を10秒とカウントし、1分未満でも1分でカウントされます。
Prefessionalでは1分で80クレジットとなるため、こちらもクレジットの消費を抑えるために、ある程度完成形に近い状態で使用するなど、運用方法を見直して使用しましょう。

Profesonalの仕様の制限について
今回の仕様改訂では、Professionalでの制限値が明確になりました。
Professional | Agency | Enterprise | |
機能 | |||
1プロジェクトの動画の長さ | 最長40分 | 最長90分 | 最長90分 |
ダウンロードできる動画の数(毎月) | 200 | 制限なし | 制限なし |
AI Avatar | 10分まで | 200分まで | 制限なし |
Text-to-Speech (Ultra High Quality – WellSaid) | 利用不可 | 1,000分まで | 制限なし |
映像利用権の移転手数料 | 18,700円(税込)~ | 不要 | 18,700円(税込)~ |
VYONDで制限なく使用していくには?
AI、Text-to-Speechや翻訳機能などVYONDが外部と提携して搭載しているサービスについて、Creditsによる制限が増えていきますが、これらの機能は今後もアップグレードが続いていくと思われます。
今回の仕様変更では、Enterprise版も1シートから使用できるようになりましたので、一度アップグレードもご検討いただければ幸いです。Enterprise版ではセキュリティ面でも大きなアドバンテージがあります。

Enterpriseの機能比較
機能 | Professional | Agency | Enterprise |
---|---|---|---|
SSO | Google MicrosoftOffice365 | Google MicrosoftOffice365 | SSO via SAML2.0 サポート |
IP制限 | ホワイトリスト | ホワイトリスト | グローバルIP設定可能 |
PW設定 | 10文字以上 半角英数 小文字 大文字 数字 | 10文字以上 半角英数 小文字 大文字 数字 | + 有効期限設定 |
セキュリティ詳細変更 | × | × | ◎ |
User Group | × | × | ◎ |
Share Space | × | × | ◎ |
Approval Management | × | ◎ | ◎ |
Water Mark | × | ◎ | ◎ |
キャラクターにロゴをつける | × | ◎ | ◎ |
Share as Template | × | ◎ | × |
TEXT to Speechの代替ソフト
Text-to-Speechのクレジット制限に不安がある方は、こちらのソフトウェアをお試しいただくのもいいかもしれません。
Text to Speechの代わりに日本製の合成音声ソフトを使う
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