ChatGPTで作成したシナリオを元にVYONDアニメーションを作ってわかったこと

ChatGPTを使ってVYONDのシナリオを作成するには?

前回のウェブセミナーではChatGPTでのプロンプト作成から実際のアニメーション作成までをウェブセミナーで解説してみました。またChatGPT(ChatGPT4.0)で作成したシナリオを元にVYONDアニメーションも作成してみましたので、このページでChatGPTのシナリオ作成での活用ポイント、注意点などをまとめました。

ChatGPTについてはこちらのページをご覧ください。

このエントリーの目次

VYONDのシナリオをChatGPTで作成する

VYOND動画のシナリオを作成する前提として、あらかじめ伝える内容、伝える対象が確定していること。動画の長さは比較的に短いこと。ストーリーの展開もある程度考えておくことが必要です。

ChatGPTで問いかける

ChatGPTでは文章による問いかけ(プロンプト)を行い、会話(Chat)をしていきます。プロンプトを追加していきながら精度の高い回答へ導いていきます。動画のシナリオには正解というものはありません。ChatGPTでは正解を求めるのではなく、「キャプション」や「ビジュアル」などの「アイデアを提示してもらう」ということを求めます。

ChatGPTのプロンプトには何を書くか?

ChatGPTには動画のシナリオを作ってもらうためのプロンプトとして以下の情報を考えます。
u何を伝えるか?   VYONDのメリット VYONDを使えば動作作成で成功できる
u誰が登場するか?  企業の教育部門の女性 上司 ナレーション(影の声) 
uどのように伝えるか? 2分のアニメーション 
u場面と雰囲気(シチュエーション) 会社内、主人公はパソコンの前でコンテンツ作成に悩んでいたが、VYONDを使って社内で評判になる
u伝え方、制限項目  プロフェッショナルで、明確で、親しみやすいトーンで
シナリオの作成とともにナレーションとビジュアルの指示も依頼します。

ChatGPTでキャプションを推敲する

伝えるべき項目「VYONDのメリット」については、自身で考えますが、アイデアだしの段階では、ChatGPTを使うことも有効です。動画内のキャプションもChatGPTを使って簡潔でわかりやすい言葉を提案してもらいましょう。
以下の図では長い文章を短く書き直してもらっています。書き直した「VYONDのメリット」をプロンプトに追加します。

シナリオをChatGPTで作成

書き直した「VYONDのメリット」をプロンプトに追加し、ChatGPTにプロンプトを入れます。
この動画はプロンプトを入力しシナリオを考えてもらう様子です。人間の思考スピードではないですねw

ChatGPTで作成されたシナリオ

ChatGPTで出力されたシナリオをまとめると以下のようになりました。ビジュアル(シーン)とナレーション、上司のセリフを2分足らずで考えてくれます。

ChatGPTでビジュアルの提案

ビジュアルのイメージはありきたりなものが出力されています。さらにイメージを膨らませるためにChatGPTでビジュアルの提案をしてもらいます。提案は2・3のパターンしてもらうようにします。

上記のようにイメージの提案などを追加しながら、最終的なアニメーションのイメージを作成します。なおキャラクターの設定などはChatGPTではプロンプトを作成していませんので自分で考えてみます。(キャラクタイメージを聞いてみるのも面白いかも・・)

アニメーションサンプルとシナリオの修正点

ChatGPTで作成したシナリオを元に以下の通りアニメーションを作ってみました。(1分22秒)

ChatGPTのシナリオから修正した点について(WEBセミナー)

ChatGPTで作成されたシナリオでは細かいシーンの指示、BGM アクションなどは書かれていません。ChatGPTではVYONDの特性であるアクションやエフェクトなどの情報は無いと思われますので、あえて質問はしません。
追加した箇所:イントロの部分(上司とまゆみさんの会話)
変更した箇所:ナレーションは採用できる品質でしたが、長い文章は省略しています。
ビジュアルの提案は参考程度にしました。
映像作成に関する考察はこちらの動画をご覧ください 26:00ごろからVYONDでの修正解説を行っています

WEBセミナー キャプション

キャプションをクリックすると視聴したい項目からご覧になれます
00:00 スタートのご挨拶 ~ウェブデモとは~
01:05 ChatGPTでスクリプトを作るには
06:18 実演 ~VYONDのスクリプトを作る~
20:13 実演 ~スクリプトからビジュアルを考える~
29:36 実演 ~スクリプトをVYONDで表現する~
39:25 ChatGPTを活用するまとめ
43:41 VYONDの購入について

まとめ:VYOND動画のシナリオをChatGPTで作成することについて

VYOND動画のスクリプト作成においてChatGPTは、アイデア出し、ナレーション、キャプションの整理などで大いに活用できると思います。
ただし、ビジュアルの提案は今一つ一般的で面白味がないようです。これは私のChatGPTのプロンプト作成スキルがまだまだ未熟ということもありますが、ChatGPTではVYONDアニメーションの特性であるインパクトある動き、アクションの面白さなどはデータとして入っていないこともあり、プロンプトでビジュアルイメージの提案を出してもらっても参考程度と考えておくといいと思います。
より質の高いアニメーション作成にはVYONDのシーンのカスタマイズやキャラクターアクション エフェクトなどをご自身で考えること。AIに頼らない、伝えるためのクリエイティブな思考が大切と思われます。

VYOND Go を使う(10月20日追記)

このエントリー時にはVYOND GOはリリースされていませんでしたので追記いたします
スクリプトがある程度理解出来たら、VYONDを使って見ましょう。VYOND Goでは、2人の会話、一人喋りのイメージでアニメーションを自動作成します。動画作成のイメージ(シナリオ・ビジュアル)を作るうえで大変有効となります。

追記:VYONDのText to Speechにご不満の方におすすめ

サンプル動画ではVYONDのText to Speechを使用していますが、イントネーションや声質等では物足りない部分があります。もう少し上質な音声をご希望の方はこちらのソフトウェアをお試しください

14日無料体験版でVYONDをお試しください

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