パワーポイントとVYONDの違い（社内向けプレゼンテーション）

VYOND（ビヨンド）とPowerPoint（パワーポイント）は、どちらもプレゼンテーションや情報伝達に活用されますが、その本質的な役割と表現力には大きな違いがあります。ここでは 資料作成ツール と ビジネス動画制作ツール という本質的な違いを踏まえて、企業内で活用できるプレゼンテーション、教育コンテンツでいかにVYONDを活用できるか？ということを整理します。

このエントリーの目次

VYOND（ビヨンド）とPowerPoint（パワーポイント）の違い

本質的な違い（ひと言で）

PowerPoint： 話す人を支援するツール
VYOND： 話す人の代わりに伝えるツール

使い分けの考え方（重要）

PowerPoint が向いているケース

短時間で資料を作りたいとき
会議・商談・社内報告
数値・図表中心の説明
「話す人」が必ずいる場面

VYOND が向いているケース

社内研修・eラーニング
サービス・業務フロー説明
コンプライアンス・ITリテラシー教育
「何度も」「同じ内容を」「誰にでも」伝えたい場面

実務でのおすすめ活用パターン

PowerPoint → VYOND
PPTで構成・台本を作成
重要スライドをVYONDで動画化

併用戦略
会議：PowerPoint
事前学習・復習：VYOND動画
PowerPointスライドにVYOND動画を組込む

機能・目的別比較表

項目	PowerPoint	VYOND
主な目的	資料作成・プレゼン補助	ビジネス向け動画制作
出力形式	スライド（PPT/PDF）	動画（MP4/GIF）
表現方法	静止画＋簡易アニメ	本格アニメーション＋ナレーション
視聴スタイル	発表者が説明	視聴者が一人で理解
ストーリー性	弱い（構成力に依存）	強い（シナリオ前提）
キャラクター	基本なし	人物キャラ・感情表現あり
音声・ナレーション	外部録音が必要	標準搭載（TTS/音声追加）
修正・差し替え	手動修正が多い	テキスト・シーン単位で容易
多言語展開	翻訳・再編集が必要	テキスト差し替えで展開しやすい
視聴データ	基本なし	LMS等と連携しやすい
得意領域	会議・営業資料	研修・説明・周知・オンボーディング

人事・研修での比較（目的・効果視点）

比較項目	PowerPoint	VYOND
学習効果（理解促進）	△ 要：話者の説明	◎ ストーリー＋アニメで理解が進む
注意維持（集中）	△ 静止画中心で飽きやすい	◎ アニメ・動きで引きつける
標準化された講義	△ 話者依存	◎ 全員に同じ品質で伝達
復習しやすさ	△ 必要なら印刷・再説明	◎ 動画再生で何度でもOK
自習形式の適性	△ 低い	◎ 高い
動画編集／更新	△ 手間が高い	◯ テキスト・シーン単位で更新容易
音声ナレーション	△ 外部録音・挿入	◎ AI音声・録音を標準搭載
多言語展開	△ スライド差し替え必要	◎ テキスト差し替えだけで対応
評価・テスト	△ PPT＋別ツール	◎ LMSと連携しやすい
コスト	○ 既存ライセンス活用	△ 追加ライセンスが必要
作成スピード	△ 研修用資料は構成が大変	◯ テンプレ・ライブラリで高速